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August 21, 2004

パットマルティーノ

パットマルティーノと言えば、私が18、19才の頃に相当はまっていたと思う。
実際マルティーノの参加アルバムは可能な限り集め、片っ端からコピー
した。

当時はマルティーノに関しての市販のコピー譜はなかったが、自分の耳で
採譜して、練習する事により理解できたのは実に勉強になり、自分の中
での財産だと思っている。
ま、しかしコピーしたと言っても、表面的な部分をかすった程度で、マルティ
ーノの音楽性とテクニックは遥かにレベルの高い所にある。

マルティーノの音楽性に迫るのならば、コルトレーン、クラシック、現代音楽
インド、民族音楽まで研究しなければならないだろう。そうした経験の上で
マルティーノの音楽は成り立っており、トーシローがマルティーノのフレーズ
を弾いたからといって調子に乗ってはいけない。恐らくマルティーノに映画
音楽なんかを作らせても一流なんじゃないかと思う。

早い話、凡人の片手間遊びじゃ話にならないのである。

マルティーノのアルバムはどれも密度の高い演奏ばかりだが、特に私は初期
中期の頃のプレイが好きだ。演奏が実にフレッシュで、豊富なアイディア、テク
ニックも安定していて、実に痛快で聴いていて気持ちが良い。

マルティーノは15才でプロのJAZZギタリストとして活動したらしいが、それから
6年、21才のアルバムがエル・オンブレ

すでにこの頃から、落ち着いた冷静な音符を聴く事ができる。ソロの構成力
メロディーの運びも完璧、無駄な音など何処にもない。これでは大人の演奏
だ。巧い奴は最初から巧いという証明。

ジョーファレルとの競演でスリリングなストリングス!

コルトレーンナンバーを弾ききるイースト!

実験的でありながらオリジナリティを発揮したデスペラド(オレオのドライブ感は
ただ事ではない)、フュージョンのジョイアスレイク、チックコリアと共演したエリック
クロスのアルバム、コンシャスネス+1、ぶっ飛びのライヴ!バラード集のウィル・
ビー・トゥゲザー・...
う~んどれも素晴らしいとしか言いようがない。

ところで、マルティーノのフレーズでフラットナインスのインターバル、連続メジャー
セブンスでの2オクターブランダムクロマチックラインをコピーした時は、よくこんな
フレーズ思い浮かぶものだと感心した。必然的に一弦から六弦をいったりきたり
する事になるのだが、ミスピッキングはテープの速度を落としても一つも見当たら
なかった。ぶったまげた~。

恐るべしマルティーノ。

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